<商工会がサポートする外国人技能実習制度の概要>
実習実施者が備えておくべき帳簿類(実習実態把握)
認定計画の履行状況に係る管理簿
この書式は、技能実習生の実習の履行状況を管理するために作成するもので、月に1回作成します。 作成にあたっては、実習日誌の記載をもとに、当初提出した技能実習計画どおりに実習が進んでいるか、 何か外国人に実習上、または生活上問題が生じていないかをチェックすることになっています。 万が一問題が生じている場合には、特記事項の欄に具体的な問題点を記載しておきましょう。
認定計画の履行状況に係る管理簿(Word) 認定計画の履行状況に係る管理簿(PDF)
技能実習日誌・(別紙)技能実習生一覧表
この書式は、技能実習生を受け入れたのちに、実際に日々どのような業務に従事してもらったか、 どのような指導を行っていたのかを記録していく書面です。 指導者の氏名も記載しなければなりません。 この日誌は、他の技能実習の書面とともに、適切に事業所で保管しておかなければなりません。
出勤簿・給与支払明細書・有給休暇管理簿
労働時間の管理を行う書類として出勤簿・タイムカード等の整備が必要です。 また、給与支払明細書や年次有給休暇の取得や時間外労働(超過勤務)の状況との整合性に注意し、整備しておかなければなりません。
技能実習のための雇用関係書類
技能実習のための雇用契約書
この書式は、技能実習生を雇用する際に使用する雇用契約書です。 この契約書には、雇用契約が成立する条件が記載されており、技能実習の在留資格を得て、 実際に企業で実習の開始が始まる段階で効力が生じるとしています。 契約書には詳細な雇用条件を記載する雇用条件書があり、こちらの書類とセットで署名、押韻をすることになります。
技能実習のための雇用契約書(word) 技能実習のための雇用契約書(PDF)
雇用条件書
この書式は技能実習生受け入れの際に作成する雇用契約書に添付する雇用条件書です。 ここには、労働契約法15条で通知をすべき事項が記載されており、契約期間や就業場所、労働時間や休日、休暇、給与といった事情を順次記載します。 そして、賃金に関する項目については、賃金の支払いという書面で基本給の額、手当の種類、額、賃金から控除する項目について記載します。 技能実習生については、特に最低賃金以下の就労について厳しくチェックされるようになってきているので、 自社の賃金が最低賃金を下回っていないことを随時確認しておくことが必要です。